熊本市 熊本洋学校教師ジェーンズ邸

2010年 9月14日   熊本市 熊本洋学校教師ジェーンズ邸
 熊本市の管理する記念館の一つです。横井小楠の甥でアメリカに留学していた横井太平が当時熊本藩知事の細川護久に薦め作られた、熊本洋学校の講師として招かれたリロレ・ランシング・ジェーンズの住んだ洋風の建物です。建築には長崎から大工が招かれ、熊本城内古城(現第一高等学校)に建てられたものです。コロニアル風二階建ての建物で、ベランダの手すりの緑の色等がいかにも洋館と思わせてくれる、熊本県内では一番古い洋風建築物で県指定重要文化財となっています。
 内部には、ジェーンズの紹介や、明治4年から9年まで開校された熊本洋学校の資料等が展示されております。閉校のきっかけになってしまいましたが、同志社に進み熊本バンドと呼ばれるようになった方々や各分野で活躍することになった方々の紹介等もされていました。この中で卒業証書に白川懸とあったのが、明治期の移り変わりの一端を感じさせてもくれました。
 ジェーンズは教育を全て英語でしたばかりではなく、当時栄養の偏りがちだった生徒達に野菜の作り方から牛肉や野菜の食べ方等も教え、熊本の食文化の向上にも貢献されたということですから、教育に関する信念も持っておられたのでしょう。
 また、この建物は西南戦争の折、征討総監有栖川宮熾仁親王の宿舎にもなり、後に日本赤十字社の結成につながる、敵味方なく救済するための博愛社の設立が許可された場所でもあり、日本赤十字発祥の地と言われております。その後建物は1887年、南千反畑町へ県庁新築に伴い移築され、物産館、熊本女学校の仮校舎、日露戦争時のロシア人捕虜宿舎等として使用されました。その後1932年水道町に移築され、日本赤十字社記念館、熊本支部事務所、血液センターとして使用された後、1967年に現在地に移築され記念館として保存されることとなりました。館内には、西南戦争時の絵や、日赤関係資料、宮家からの賜り物等も展示されています。
 熊本では西南戦争の折、地元の医師たちによる敵味方無く治療しようとの活動が博愛社以前に行われたことも申し添えておきます。



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駐車場から
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愛の手 とこしえに 日本赤十字社誕生100周年のモニュメントです。
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場 所
 場所は水前寺公園の裏です。地図では水前寺公園の裏に道路があるように見えますが、車は通れそうもありませんて゜した。地図の場所は夏目漱石の第三旧居のある駐車場です。
     住所 熊本市水前寺公園22-16   電話 (096)382-6076

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