山都町 円形分水工

2007年 9月13日   山都町 円形分水工
 以前から通る度に気になっていたのですが、「自然の円形の分水嶺なんて有るのかな?」位に思っていたのですが、行って見ると、川より高い所にある田に水を供給するための現代の分水装置です。1958年に完成し、2水系に耕作面積の割合に応じた分水ができるよう工夫されています。 
 ここから通潤橋までは3km以上あると思われますが、その先の地域に水を供給しているなんて素晴らしいですね。
 
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左側から流れ落ちる水が、野尻・笹原地区へ3割の割合で供給されます。
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7割の水は、白糸台地に供給のため通潤橋まで流れていきます。
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現地説明
円形分水工のしくみとはたらき
 円形分水は笹原川の水を野尻・笹原地区と白糸台地に送る分水装置です。1958年(昭和31)年、現代土木工学によって矢部町大字小笹に完成しました。送る水の割合を水田の面積に応じて配分するように工夫されています。
 円形分水は内円筒と外円筒からできていて、内円筒は直径6.3m、底の中心に1.5mの水の湧き出し口があります。内円筒と内円筒の間は水槽になっており、水田面積に応じた比率(7:3)で仕切られています。内円筒の湧き出し口から湧き出した水は、内円筒からあふれ、内円筒と外円筒の間の仕切りにより、円周の外周の長さに応じて公平に配分され水槽にたまり、それぞれの水路に流れていきます。毎分約1.2㎥の水が湧き出しています。

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通潤用水の概要
 白糸台地に住む人々は、台地が三方を川(千滝川、五老ケ滝川、笹原川)に囲まれながら川底からの高さが20~100mあり、近くを流れる豊富な水を利用できないため、米があまりとれず、日照りが続く時は井戸水もかれて飲み水にも苦労していました。このため、白糸台地の人々の水を引きたいという願えをかなえるために、惣庄屋の布田保之助が先頭に立ち用水を引く工事を行い、1857年に全ての工事が完了しました。小学校4年生の教科書にものっている通潤橋は、この用水の一部で、昭和35年に国の重要文化財に指定され、用水を白糸団地に運ぶために重要な役目をはたす水管橋です。
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